本当は怖い！？お風呂場の水漏れ～実害編～
『本当は怖い！？お風呂場の水漏れ』シリーズ、第２弾は、”実害編”です。
この記事では、お風呂場の水漏れがいかに恐ろしい事態を引き起こすのか、についてご紹介したいと思います。
この記事を読み終えるころには、お風呂場の水漏れがいかに恐ろしい事態を引き起こすか、ということがお分かりいただけるかと思います。
お風呂場の水漏れによって起こる、最も恐ろしいことの一つが ”腐食” です。
しかも、家の最も大事な部分である、家の基礎の腐食を引き起こしてしまう可能性があるのです。
では、この”腐食”とはどのようにして起こるのか。実際に、腐食のメカニズムについて見ていきましょう。
まず、腐ると言う現象は、「細菌が増殖し、ものを分解すること」により起こります。
そして細菌が発生するためには、絶対に「水」が必要です。
水がなければ細菌は生きることができないので増殖もできず、腐ることもありません。
お風呂場からの水漏れにより、家の基礎となる木材に水がしみ込んでしまいます。
木材は使用する前に乾燥させるために全く水分は含まれていません。
つまり、木材に含まれる水分を完全にゼロにすることにより、細菌が生きられない状態の木材にしてから、建築用の木材として、出荷しているのです。
ここに水が染み込むとどうなるでしょう？「水」が木材に発生してしまったので、「細菌」が住むことができるようになりました。
細菌は増殖を繰り返し、木材を分解します。
水が入って木材に染み込む度に細菌の住処が増えていき、どんどん分解していきます。
おわかりでしょうか。このまま放っておくと、家の基礎がどんどん分解され、やがて崩壊に至る・・という恐ろしい結末もありえなくはないのです。
たかがお風呂場の水漏れ、と思われるかもしれませんが、水漏れによって家の腐食が進んでしまうと取り返しのつかない事態になってしまいます。
また、腐食した木は細菌だけでなく、シロアリなどの虫にとっても、恰好の住処となります。
シロアリは湿った風通しの悪い場所、温度が高く暖かい場所、人目につかない場所を好むとされ、木材が腐食したお風呂場近辺は、まさに、シロアリたちの楽園なのです！
いかがでしょうか？
お風呂場の水漏れが、いかに恐ろしい事態を引き起こす可能性があるかをお分かりいただけましたか？
次の記事では、お風呂場の水漏れの対処法についてお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに！
