吹き抜けの家のメリット、デメリット
吹き抜けのある家に憧れを持つ方も多いかと思います。
一見するととてもお洒落ですから、我が家も吹き抜けにしてみたいと考えている方は多いはず。
ただし、どのような住まいでもメリットとデメリットがあり、それをよく理解した上で選択をしなければ失敗してしまうこともありますから注意しましょう。
メリットに挙げられることと言えばまずは開放感があることですね。
天井が高いところにありますから通常の住まいと比較すると気持ちの良い空間に感じられます。
仮に横が狭い場合でも縦の空間が広がっていると圧迫感を受けにくくなりますから狭いスペースで家を建てる時にも吹き抜けを検討するようになりやすいですね。
自然の光が取り入れやすいのもメリットでしょう。
階層で仕切られている場合と違って上からの光が降り注ぎますから自然な光を多く取り入れることが可能です。
住宅密集地だったり周囲に高い建物がある場合ですと一階に光が入りにくくなってしまうことがありますが、吹き抜けにすることによって暗さを解消できることもあります。
吹き抜けにするだけで空間がまるで違ってきますから検討してみる価値があるのではないでしょうか。
音の反響が良いのもメリットのひとつ。
区切られている空間の場合ですと別の部屋にいる家族の存在を感じにくくなってしまいますので、子供がいたりすると気になってしまうこともあるはず。
吹き抜けならばどこに家族がいるのかも感じやすくなりますので、安心感の持てる環境になるとも言えます。
ではデメリットにはどんなことがあるのかも見てみましょう。
メリットとして音の反響が良いと言いましたが、それはデメリットにもなるのです。
音が響くというのは気になってしまうこともあるものですし、プライバシーの面でもストレスに繋がってしまうかもしれません。
音の問題は日常の生活でも気になりやすい要素であり、反響が良いというのも良くない場合があるのです。
電気代が高くなる可能性があるのもデメリット。
空間を暖めるにせよ冷やすにせよ、当然のことながら狭い空間の方が効率としては良いです。
ところが吹き抜けの場合ですと広い空間となりますから温度変化をさせにくく、過ごしにくい環境になってしまう可能性も出てきます。
そして冷暖房の効率が悪くなれば電気代も必然的に高くなってしまいますので、時期によっては光熱費が高額になってしまうこともあるのです。
ただ吹き抜けでも計画的に設計をすればある程度は対策をすることも可能ですし、現に快適に生活をされているオーナーも沢山います。