和室へのリフォームを成功させる
戦後、住宅はアメリカやヨーロッパの影響を強く受けました。
明治時代などでは、東京の銀座当たりに西洋風のビルが建てられていることもありましたが、一般住宅を西洋風にするという発想自体がまだ少なかったのです。
ですので、戦後間もない頃は、日本風の住宅が一般的でした。
昭和40年代ぐらいになると、和室の数が減少していきました。
4DKの住宅でも和室は3つで洋室が1つという感じで変化が起こったのです。
平成になると、4LDKの住宅や3LDKの住宅が多くなりますが、以前にも増して洋室が増えて行きました。
例えば、4LDKの住宅の場合、4部屋中1部屋が和室で3部屋が洋室である家がほとんどになります。
リビングやダイニングも当然フローリングが敷かれている洋室になります。
このように、和室が減少した背景は、外国からの文化の影響も多分に含まれていますが、コストが安いこともあります。
和室は、畳と障子・襖の3点が必要になりますが、これらをすべてそろえるとなると意外とコストがかかるのです。
これに対して、フローリングを敷き詰め、窓ガラスを設置する洋室であればそこまでお金がかかりません。
住宅を販売する会社も出来るだけコストが少ない住宅を安い値段で売る傾向がありますので、洋室が多くを占めるのです。
ただ、この考え方は平成10年代ぐらいに少しずつ変化が出てきました。
洋室の住宅は依然多いものの、和室を積極的に取り入れる注文住宅が増えて来たのです。
なぜ、和室が増えて来たのでしょうか。
それにはさまざまな理由がありますが、和室の良さが見直されるようになったからです。
具体的に言えば、和室の畳ひとつをとっても生活をする上で大きな役割があります。
一つ目に、畳には調湿機能があります。
日本の気候のように梅雨や台風の時期に多湿になる場合は、部屋の中で調湿機能がある畳を敷いておいた方がいいのです。
また、子供がいる場合には転んでもクッション代わりになりますので、フローリングで頭をぶつけるよりも衝撃が軽いのです。
和室には、さまざまなタイプがありますが、より住みやすい住宅にするためには独立タイプ、セミオープンタイプ、オープンタイプなど和室のタイプを知ることが必要です。
ライフスタイルに合わせた和室を作るため使い方をしっかり考えるべきです。
全体を和室にするのではなく部屋の中の一部に和室にしてもいいでしょう。
障子を合わせて和の雰囲気を味わう方法もあります。