お風呂のカビを防ぐために
お風呂のカビは一度生えてしまうと取り除くのに苦労したり、根が深いと市販のカビ取り剤では効果が得られないこともあります。
カビを取り除く作業には手間がかかるだけでなく、カビの生えた浴室で入浴するこということは気分もスッキリせず健康への被害も心配です。
カビはわたしたちの生活している環境には必ず存在していますが、湿度の高い環境で増えやすく、身体に入るとさまざまな症状を引き起こす原因にもなってしまいます。
浴室は毎日使用する場所ですから、清潔で気持ちの良い環境にしておきたいものです。
そのためにはカビが発生し、増殖してしまうことを防ぐための対策をとることが欠かせません。
入浴のたびに隅々まで掃除ができていればカビが発生することはありませんが、日々のことですから完璧に掃除が行き届いている状態を維持することは難しいでしょう。
お仕事やほかの家事、育児などそれぞれにかける時間が長く浴室の掃除は毎日できていないという方も少なくないようです。
毎日の負担をできるだけ軽減しながらカビを防ぐ方法があります。
入浴後にシャワーをかけるという方法です。
使用した浴室の内部である壁や床だけでなく、シャンプーなどを置いてある箇所や風呂椅子の表面や床に接する部分などのできるだけ細かいところまで意識してかけるようにします。
45℃以上のお湯をかけるのが一番効果的ですが、なるべく隅々までお湯がかかるようにしても時間にすると2分程度で終わってしまうお手軽な方法です。
温度が高いほうが良いからと、あまり高温にしすぎるとやけどや浴室設備の劣化に繋がる恐れもあるため、高くも50℃以下のお湯を使用することをおすすめします。
簡単な方法ですが、週に一度程度でも効果が得られますが、汚れた浴室にお湯をかけても効果はありません。
通常のお掃除はできれば2日に一度、最低でも週に2回の頻度でカビは防ぐことができます。
毎日の入浴後には換気扇を回して浴室を乾燥させることがたいせつですが、窓がついている浴室であれば窓を開けて換気することも非常に効果的です。
脱衣所などの作りから換気に時間がかかる場合は床に残った水分を排水溝に向かって流したり、使用後のバスタオルなどで浴室内を拭き取ることもおすすめです。
これは浴室内から素早く水分を取り除くためにできる一番の方法ですから、カビの原因を作ることがなく最も確実な方法です。
清潔を維持している浴室では身体に使うバスタオルを使用することは抵抗もないでしょう。