バリアフリーリフォーム~お風呂編~
突然ですか、日本の高齢者(65歳以上の男女)の割合をご存じですか?
総務省の発表によると、現在、日本人の約4人に1人が65歳以上の高齢者なのです!
また、50年後には、日本人の約2.5人に一人が高齢者となるという予測がされています。
そこで、高齢者のための住宅リフォーム、つまり、バリアフリーリフォームについて、お話ししていきたいと思います。
まず、高齢者にとって、日常生活で最も大変なことの一つが”入浴”です。
でも、日本人にとって、お風呂は一日の疲れを取る、癒しの時間ですよね。
「お風呂の時間だけは、絶対譲れない!」という方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
”入浴”、つまり、お風呂場をバリアフリーリフォームことで、高齢になっても、快適な入浴時間を確保することができます。
では、お風呂場のバリアフリーリフォームの注意点を見ていきましょう。
お風呂場のリフォームで注意すべき点は、こちら!
■浴室、出入り口を広くする
浴室自体をできる限り広くすることにより、自由に動くことのできるスペースを確保できます。
高齢になると運動能力が衰え、細かい動きをすることが難しくなり、可動スペースが狭いと、転倒などの危険性が増してしまいます。
また、出入り口が広いと、安全に浴室に入れますね。これらは、介護をする際にも、重宝するポイントです。
■段差はできるだけなくす
高齢になると、わずかな段差でもつまずくようになってしまいます。つまずいて、転倒!なんて事態になってしまうと大変です!!
高齢者の場合、ちょっとした転倒で、複雑骨折や頸椎損傷、脳挫傷といった危険なけがに結び付くことがよくあります。
段差をなくすことが、入浴の安全の必須条件となります。
■またぎやすい浴槽
今は、浴槽につかるときに何も負担を感じないと思いますが、高齢になると、浴槽に入るだけでも一苦労。
浴室の床から低い位置に浴槽がくるようにすることにより、浴槽に入る際の負担を減らすことができるのです!
床面からの浴槽の高さも、重要なポイントなので、リフォームの際はしっかりと注意しましょう。
■手すりの設置
「たかが手すり」と思われるかもしれませんが、手すり一つで得られる安心感は、抜群です!
また、手すりは、手軽に設置することができるので、迷わず設置しましょう。
いかがでしょうか?
1日の疲れを癒す入浴。高齢になっても、快適に入浴することができれば、充実した老後を送ることができます。
浴室バリアフリーリフォームで、おじいちゃん、おばあちゃんが快適に入浴できるお風呂にしましょう!