バリアフリーリフォーム~洗面所編~
顔を洗ったり、歯を磨いたり、手を洗ったり・・・
一日の内で洗面所を使う機会は、多々あり、それは、高齢になっても同じです。
ですが、洗面所はもともとシンプルなつくりであるため、
「洗面所にバリアフリーとかあるの?」
とお思いの方も、多くいらっしゃると思います。
そこで、今回は、洗面所のバリアフリーリフォームの具体例について、お話ししていきたいと思います。
■洗面台の位置を低くする
洗面台が高い位置にあると、洗面所を使う際、腰が曲がった高齢者には、負担がかかってしまいます。
従来の高さより、低い位置洗面台にすることにより、使いやすさは何倍もよくなります。
■洗面台奥行を狭くする
高齢になると、腕を曲げたり、伸ばしたりするだけでも、体に大きな負担がかかってしまいます。
洗面台の奥行が広いと、腕を余計に伸ばす必要があるため、よくありません。
また、洗面台を狭くする分、洗面所のスペースが広くもなります。洗面台の奥行にも、しっかりと気を配りましょう。
■洗面台の下をくり抜く
洗剤を入れたり、雑巾を入れたり・・・洗面台下の収納ってとても便利ですよね。
ですが、高齢になると、その便利な収納スペースが、かえってあだとなてしまうこともあるのです。
収納スペースがあるために、足元の移動することのできるスペースが狭くなってしまい、転倒などを引き起こす恐れがあります。
そこで、洗面台下をくり抜き、足元にスペースを作ります。そうすることにより、足をぶつけたりするリスクを減らすことができます。
また、洗面台の下にスペースがあれば、椅子に座ったまま作業をすることができ、また、車いすの方でも、車いすのまま、洗面台を使うことができます。
■手すりの設置
洗面所は水廻りのため、他の場所に比べ、床が滑りやすくなっています。
そこで、洗面所にも手すりを設置することで、転倒などの危険を減らすことができます。
手すりは簡単に設置できるため、少しの手間で、安心を手に入れることができますね。
いかがでしょうか。
洗面台も生活には欠かせないものですよね。
また、バリアフリーリフォームは、高齢者だけでなく、小さなお子さんにとっても非常に使い勝手がいいものとなります。
お孫さんが遊びに来たときも、安心して、洗面所を使ってもらうことができますね!
この機会にぜひ、お風呂、洗面台をセットで、バリアフリーにリフォームし、老後の快適な生活を手に入れてみては、いかがでしょうか?