三階建ての家に住むデメリット
家を建てるときに、敷地が狭いなどの場合は、家を2階だけでなく3階建てにする人もいます。
3階立てに住む家のメリットやデメリットというのはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは三階建ての家は、そこまでたくさんあるわけではないので、隣の家よりも上に階があるということで、陽の光を感じられるということです。
四方を家に囲まれているという家でも、3階にすることで、陽の光を感じることができます。
また3階にすることによって、景観がよくなるので、リラックス効果があります。
眺めがいいということで気持ちがほっとしたり、のんびりできる機会が多くなるでしょう。
その一方でデメリットもあります。
家を建てたときは若くて元気であっても人はだれでも高齢になります。
高齢になると膝が痛くなったり腰痛になってきたりするために、高齢になると階段が危険ということになります。
ちょっとした段差でも転ぶリスクが高くなるのでせっかく3階建てをつくったのに、上の階を使用できないということになることもあります。
とくに車いすになってしまったりすると、階段を移動することは困難ですから部屋の使い方の根幹から変わってしまいます。
また、物や部屋の配置によっては不便になることもあります。
たとえば、洗濯機は1階におくことが多いですが、洗濯ものを干すのが3階のベランダというときには、毎日何回も階段の上り下りをしなければならなくなります。
何度も階段の登り降りをしなくてはならないのは、とても不便です。
どうせなら、水回りと干す場所は同じ階にあったほうが効率よく作業ができることができるのです。
ですから家を建てるときは、漠然と3階にしないである程度の目的やどのように使用するのかをしっかりと決めたうえで物や配置をしっかりと決めていくことが使いやすさにもなっていくのです。
また3階のデメリットはこれだけではありません。
じつは3階は気温の変化が激しいということもあります。
熱気が上にいく傾向があるので、夏場の猛暑日などになると2階、3階はかなり暑くなってしまいます。
その一方で下の階は熱がこもりにくいということになるのでそれぞれの部屋で温度にかなりの差が生まれることになってしまいます。
家にいながらにして気温が一定にならないことで体調を壊してしまう可能性があります。
ですから換気システムを充実させてなるべく気温差を少なくする努力をしていくことが不可欠になっていきます。