寝室づくりは重要です
日々の生活の中でも睡眠は、人々の健康や精神状態に大きく影響します。
一日の疲れを取るには質のいい睡眠が必要になりますが、眠りの質を左右するのは布団や枕などの寝具だけではありません。
寝室の環境を整えることも重要なポイントです。
家の中で寝室に選ぶ部屋は場所選びが大切です。
睡眠中はできるだけ静かな環境が必要なので、車や人通りが多い道路の近くの部屋などは避けるようにします。
同様に家の中でも水回りは音が出やすいので、トイレや浴室・キッチンの隣も避けたほうがいいでしょう。
家族の人数が多い場合には、玄関の近くも音が気になってしまう可能性があるので注意します。
また寝室は夜はしっかりと暗くなるように、周囲の明かりが入ってこないような工夫も必要です。
外の明かりが入ってこないように厚めのカーテンやブラインドを窓につけるようにします。
朝は日差しが入るようにすると目覚めがスムーズになります。
寝起きがすっきりしない時は日差しを浴びるのも効果的なので、朝日が入りやすい方角の部屋を寝室にするのもおすすめです。
寝具の色や壁紙の色、家具のバランスも睡眠に影響します。
寝室は落ち着いた雰囲気にするといいので、選ぶものはあまり原色が強いものやカラフルなもの、柄が派手なものは選ばないほうがいいのです。
夏は水色や青などの寒色系を選ぶと暑い夏でも涼しく感じることができますし、冬はピンクやオレンジなどの暖色系を選ぶと暖かさを感じることもできます。
室温を快適にすることも大切なので、クーラーや暖房で室温調節ができるようにしておきます。
また寝室は睡眠中の人の汗が寝具に残って、湿度が高くなりやすいです。
そのままにしておくと寝具がカビてしまったり、家具の裏や壁紙にまでカビが発生してしまう原因にもなります。
換気をして空気の通り道を作るようにします。
日当たりの悪い部屋や小さな窓しかない場合は、除湿器などを活用するようにして湿気を溜め込まないようにする必要があります。
反対にクーラーや暖房器具を頻繁に使ったりした時や、冬場は乾燥しやすい場合もあります。
特に冬場は乾燥したままにしておくと、喉をいためたり風邪などのウィルスの影響を受けやすくなってしまいます。
湿度が低い時には加湿器などを使って、適度な湿度を保つようにしましょう。
自分が過ごしやすいと感じる寝室をつくることが大切なので、観葉植物などの緑を置いたり間接照明を取り入れるなどのインテリアをこだわるのもおすすめです。