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床下収納のメリットは?低予算で収納スペースの拡張!保守点検にも!

一戸建て住宅は建ぺい率を遵守して建築されるので、敷地面積に対して延床面積の最大面積は決められてしまいます。

床面積を増やしたくても、生活空間を広げたり増築するのには限界があります。

生活空間ではなく、収納スペースに限定すれば、面積を広げられる方法があります。

延床面積に加算しなくても良い収納スペースです。

収納スペースを拡張できる代表的な施工方法が、床下収納です。

床下収納は場所をとらないので、基本的に一階であれば、どこでも施工できます。

床下収納の中でもキッチンの床下収納は、建売分譲住宅でも設計される機会が多いので、低予算で拡張できるメリットがあります。

キッチンの床下収納ならば、冷温保存しておきたい野菜の収納にも最適です。

夏でもキッチンの床下収納は室温よりも低く維持しやすいので、冷蔵庫に入れるほどではなくても涼しい場所で管理したい野菜や果物の収納に最適です。

床下収納は、直射日光や室内照明が当たりませんので、冷暗所として活用できます。

冷暗所なので非常食などの保存に適していると言えます。

災害時のための非常食は、普段は見えない場所の保管でも良いので、床下収納ならば場所をとらないで済みます。

押入れの収納スペースや納戸は、普段から使用する道具や衣類の保管に使用し、普段は保管しておくだけで良いものを床下収納スペースにと使い分けると効果的です。

床下収納は限られた面積と容積なので、湿気対策を行ないやすいです。

除湿剤は効果的に使用できますし、消臭効果の高い炭を設置しておくのも良いでしょう。

床下収納の難点として挙げられるのは湿気対策ですが、除湿剤や炭を効果的に使用すれば解決できます。

一戸建てを新築したときは設計していなくても、あとから施工できるのも床下収納スペースの特徴です。

床下収納は、収納スペースを拡張できるだけでなく、保守点検にも応用が利くメリットもあります。

床下収納をキッチンに施工すると、床下空間への出入り口にも利用できるからです。

床下は湿気がたまりやすくて、衛生害虫が繁殖しやすいのですが、床下収納を施工すると床下の空気の出入りが容易になります。

殺虫剤の散布や、衛生害虫の駆除のために作業に入るのも容易になります。

工務店の担当者やリフォーム事業者が、定期メンテナンスで床下を点検しやすくなるのもメリットです。

場所をとらない床下収納は、非常食などの保存に適している一方で、住まいの維持管理にも役立つ箇所にできます。