浴室リフォームでバリアフリーに!
お風呂は家族のみんなが一日の疲れを癒す場所です。
平日の会社帰りのサラリーマン、毎日家事に追われる主婦はもちろんのこと、お年寄りやお子さんにとっても同様なことであるかと思います。
一方で、浴室は滑りやすく、家の中でも高齢者の事故が最も起こりやすい場所です。
そのため、家にご年配の方がおられて、バリアフリーに対応した浴室リフォームをご希望されるお客様は、意外と少なくありません。
そこで今回は、浴室をバリアフリーにリフォームする際の注意点についてご紹介致します。
当然のことながら、浴室はお風呂を楽しむための場所であり、床が濡れて滑りやすくなっています。
特にお年寄りの場合は、ちょっとした転倒が大事故につながりかねません。
そのため、浴室をバリアフリーにリフォームする際には、注意するべき点がたくさん存在します。
しかし、安心してください。
浴室を使われる方の運動能力や体格に気を配り、リフォームを進めれば、誰でも入浴を楽しめる浴室を実現することができます。
まず、高齢者のための浴室選びについてご紹介致します。
高齢者は運動機能が衰えがちで、中には浴室に入る際に足をあげるのも辛いという方もおられます。
そのため、バリアフリーに対応した浴室はまたぎやすい浴室が理想的だと言われています。
ここで注意してほしいのが、落とし込みタイプの浴槽です。
落とし込みタイプの浴槽というのは、浴槽の底が浴室の床より低い場所にあるタイプの浴槽です。
たとえ、浴槽がまたぎやすい高さに設定されていても、浴槽の底が思っていたより下にあるのは非常に危険です。
浴槽の高さは、浴槽の底から縁の高さで決定しましょう。
一般的に理想的だと言われている高さは、浴槽の底から浴槽の縁が約30~50センチの高さにある浴槽です。
また、最近では腰かけのある浴槽もあるので、そちらも検討してみると良いかもしれません。
次に注意する点は、浴室の床に使われている素材です。
浴室の床は水に濡れているだけでなく、シャンプーや石鹸で非常に滑りやすくなっている場合があります。
年をとって筋力が衰えていると、滑った時にとっさに反応することができず、大けがにつながることがあります。
家にお年寄りがおられる方は、浴室の床の素材は必ず滑りにくいモノを選択しましょう。
幸い最近では、後から浴室の上に敷くことのできる滑り止めシートもあるので、浴室の床には必ず滑りにくいような工夫を施しておきましょう。
以上のようなことに注意して浴室をリフォームをすることで、家族全員が安心で安全な入浴を楽しむことができます。