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浴室リフォーム~在来工法編~

お風呂というのは毎日使うものであり、お家のお風呂が少し大きかったり高級感があるだけで、お風呂を楽しみに日ごろのお仕事もがんばれちゃったりしますよね?

今回も、前回に引き続き、浴室のリフォーム方法についてご紹介していこうと思います。

みなさんは、在来工法という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?

この言葉は、建築の世界では、「木の軸を組み立てて、建物を支える、日本の伝統的な工法」、という意味で用いられています。

一方、浴室リフォームにおける在来工法は、全く別の意味で用いられています。

浴室リフォームにおける在来工法とは、部屋の大きさに合わせて、その場で作られる、昔ながらのお風呂の作り方を指します。

漆喰で固めたタイルや、銀色のステンレスの浴室があるお風呂が、この在来工法でできたものにあたります。

現在では、前回ご紹介したユニットバスがより一般的になっていますが、昔はこの在来工法で作られたお風呂が一般的でした。

しかし今では、日本の浴室の約5%しか、この方法でできたお風呂が存在しないまでに減ってしまいました。

一方で、在来工法で作るお風呂は、ユニットバスにはないメリットも持っており、最近でも、在来工法で浴室をリフォームされる方もおられます。

それでは、在来工法特有のメリット・デメリットについて紹介していきますね。

在来工法のメリットとして最も大きいのは、浴室を収める空間や形状に関係なく、完全オーダーメイドで設計できるという点です。

在来工法は、防水性を考慮しながら、モルタルやタイルで一から浴室を設計していく方法です。そのため、最大の特徴として、自由にスペースを使うことができます。

在来工法は、現場に合わせて施工を行うので、お客様のご要望に応じて浴室を設計することができます。

このように、在来工法は自由性が高いため、ユニットバスでは実現できないようなご要望に応えることができます。

例えば、「ヒノキを使った温泉のような見た目にしてほしい」、「家に体の不自由なお年寄りがいるので、バリアフリーに富んだ浴室がいい」、といった希望に沿った浴室を設計することが可能です。

また、浴室の素材もユニットバスとは異なり、大理石やヒノキを始めとし、様々な種類から選んでいただくことが可能です。

一方で、在来工法にはいくつかのデメリットも存在します。

まず一つ目に、ユニットバスと比べて、施工に時間がかかる点が挙げられます。一から浴室を設計するため、施工が長期間にわたることがあります。

二つ目に、防水機能の低さが挙げられます。

ユニットバスのような、カプセル状の設計になっていないため、どうしても防水機能は劣ってしまいます。

そのため、防水性については徹底的にこだわる必要があります。

在来工法は、自身の希望の浴室を実現できる施工方法です。

浴室にこだわりのある方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?