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浴槽の種類〜ステンレス編〜

最近は一般の住宅でステンレス製の浴槽を見ることは少なくなりましたが、昔の住宅の多くはステンレス製の浴槽でした。

ステンレスとは、鉄にクロムやニッケルを混ぜた合金で、英語では「stainless」と書きます。
「stainless」とは「錆びない、錆びにくい」という意味の言葉で、その特徴から現在でも水まわりを中心に広く利用されています。
もともと錆びに強い性質を持った金属でしたが、現在はさらに錆びない成分について研究が行われており、さらに錆びにくいステンレスが開発されています。

他の素材に比べて手頃な値段であり、FRPとは同じくらいの値段でしょう。
耐久性と保温性が高いため、厨房設備や機械部品、鉄道車両など幅広い用途で利用されています。
耐久性と保温性はFRPに勝るでしょう。
傷や錆にも強いため手入れが簡単で、中性洗剤などで拭き取るだけで汚れが落ちてしまいます。
また、変色や変質がしにくく、臭いもつきにくいため、清潔な状態を長く保てるというメリットもあり、浴槽の素材としては申し分ない性質を持っているといえるでしょう。

しかし、金属であるため冷たく、見た目は無機質であることから、肌触りや見た目で温もりを感じたい、ゆっくりとお風呂で疲れを癒したいというような人にとっては不向きな素材です。
最近は金属の色をしたステンレスのみならず、カラーステンレスもあります。青、白、ピンクなど様々なバリエーションがありますが、塗装は大体10年程度で剥がれてしまいます。
この塗装は焼き付けで色をつけており、自分で剥がれた塗装を塗り替えることはできません。
業者によって対応できないこともありますが、塗装を全てはがして金属の色をした浴槽にすることも可能です。

また、ステンレスは使用できる入浴剤が限られてしまいます。
ステンレスは硫黄に弱いためです。

ステンレスのデメリットを考えると、お風呂でリラックスしたいという方には向かないようです。