無垢フローリングにリフォーム
長く住んでいると、フローリングにはどうしても傷や汚れが目立ってきます。
またそのデザインなどに慣れてきてしまい、新たな、別なデザインにしたいと思うことも多くなってくるかもしれません。
どんなデザインを選ぶかによって魅力などは異なってきますが、無垢材を選んだ際には以下のような魅力があります。
まずは、熱伝導率が低いため断熱効果を得られやすいという点です。
特に夏場などは、快適な空間づくりに期待が持てます。
光熱費削減につながるというのも嬉しい点です。
また素足などで歩いた際にも、その断熱効果ゆえにひんやりとした感触を楽しむことができます。
そうかといって決して冷た過ぎるわけではなく、まさに心地よいと表現するにぴったりな感触は無垢フローリングならではです。
ですから勿論、冬場も安心して快適に過ごすことができます。
それから無垢材ならではの柔らかさがあるというのも魅力です。
無垢材は自然素材です。
よって1枚1枚木目が違うという自然な雰囲気が視覚的な魅力をもたらしてくれるというのも無垢フローリングならではです。
自然素材であるが故に、そのデザイン、風合いにひとつとして同じものはありません。
そのため合成素材に比べると統一感には期待は持てませんが、まるで自然の、森林の中にいるような感覚を味わうことができます。
また素材にもよりますが、香りが楽しめるというのも無垢材ならではです。
天然の木には、必ずその木特有の香りが存在しています。
どんな香りであれ、それは決して不快なものではなく心身にリラックス効果をもたらしてくれることが期待できる香りです。
仕事に疲れて帰宅してきた時、あるいは嫌なことがあって気分が落ち込んでいる時などに、ふっ、と優しい木の香りが香ってくるというのは、とても魅力的であり、安心感を得ることや、ストレス解消効果にも期待ができます。
そして長く使うほど味が出てくるため経年美が出やすいというのも、無垢フローリングの魅力です。
一般的に、無垢材フローリングは合板フローリングに比べると傷がつきやすいと言われています。
しかし合板フローリングは傷がついた際に、表面が剥がれることでその下の合板部分があらわになってしまい、傷以上に酷い状態に見えることも多くあります。
しかし無垢フローリングは、たとえ傷がついたとしても表面も中も同じ木なので、傷以上にダメージがあるように見えることはありません。
そして無垢材は経年と共に飴色の艶のようなものをまとっていきます。
傷があったとしても深く、美しく輝く無垢材フローリングは、まさに家族の思い出を刻むのにふさわしい存在です。