自然素材を使った家作り〜桧〜
木材にはその種類によって様々な特徴がありますが、様々な木材の中でも2000年は保つとも言われる最高級の木材が「桧」です。
この桧、日本人にとっては非常に馴染み深く、古くから風呂や建材として使用されてきました。
日本では特に、神社やお寺の建材として頻繁に見かけることがあります。
現存する木造建築として有名な法隆寺の建材にも桧が利用されており、約1400年経った今でも立派に維持されています。
桧などの木材を建材として使用すると、耐久性や安全性について心配される方がおられますが、そのような心配は全く必要ありません。
逆にコンクリートでできた建物の耐久年数に比べてはるかに長持ちであると言えます。
また、表面はサラッとした手触りで、温かみを感じることが出来ます。
そして、独特の香りにリラックス効果があることも知られています。
時間の経過とともに香りは薄くなりますが、その香りが無くなるということはなく、半永久的に香りを放ち続けています。
香りの正体はアルファピネン、ボルネオールといった揮発性成分であり、ストレスを軽減してくれることが化学的に証明されています。
桧の香りの中で過ごすことにより、森林浴をした時と同じような効果を期待することが出来ます。
ストレスホルモンが低下することで、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。
現代はストレス社会とも言われており、ストレスは切っても切れないものですが、桧の香りはそんなストレスの軽減効果を期待することが出来ます。
桧は抗菌性・防虫性に優れるということも大きな特徴と言えます。
抗菌性が高いため、家の中に潜む体に有害な微生物や細菌を死滅してくれるます。
お子さんがおられる方などは、病気にかかるのを防いでくれるためおすすめの建材です。
また、その防虫性の高さから、シロアリなどの害虫が住み着くことを防いでくれるため、内部から侵食される心配がありません。
防虫性・抗菌性の高さから弁当箱やまな板の材料として利用されていた歴史を持っています。
熱伝導率が低いために、直接火を付けたとしても、中心部までは燃えにくいという効果もあります。
桧はケヤキや桜などの木材と比べると衝撃吸収性が低いと言われています。
しかし、適度な弾力性と硬さがあるため、あるきやすく、フローリング材として最適といえます。
以上のように、桧は建材としては世界でも最高レベルの品質を誇ります。
少しお高めな値段ですが、お家の住みやすさや耐久性にこだわりのある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。