駐車ゲートの種類
駐車場にはゲートのないものもありますが、やはり前面道路を人や自転車、車が行き来するときには気になるものでしょう。
別に悪意はなくても、何かが当たって車が傷ついてしまうこともあるかもしれません。
故意に傷つけられてしまう可能性も、ゲートがないとその分だけ高くなってしまいます。
そのほかの防犯面でも好ましくありません。
たとえ自宅の駐車場でも車の中には貴重品を置いたままにしないのは常識ですが、たとえ貴重品がなくても、車上荒らしにあってしまう可能性も高くなります。
さらには、駐車した状態では駐車場内部は人目につきにくいため、単に駐車場や車に関してだけの話ではなく、自宅敷地内全体という意味での防犯上も好ましくないわけです。
さて、ではゲートにはどういう種類があるのでしょうか。
細かいものまで取り上げるといろいろな種類があります。
例えば前面を単に鎖チェーンのようなもので仕切るというのも、広い意味ではゲートです。
しかし、一応は扉というものに絞って考えると、大きく2種類になります。
一つは伸縮門扉です。
アコーディオンのように蛇腹式の門扉を取り付けて開閉するタイプです。
これと似たものには引き戸タイプがあります。
もう一つは跳ね上げ式門扉です。
こちらはゲートを上方に跳ね上げることにより開放することになります。
電動式で跳ね上げるタイプの電動跳ね上げ式門扉と、手動で跳ね上げるタイプの手動跳ね上げ式門扉があります。
メリットとデメリットを考えてみますと、まず伸縮門扉は価格が比較的安価です。
しかし、伸縮させるとは言っても完全に開放したときでもある程度の横幅をとってしまうのは構造上致し方ありません。
そのため、駐車場の横幅を完全に利用しきれない、言い換えると、本来とれるはずの横幅よりも実際には狭くなってしまうということがデメリットになります。
一方で跳ね上げ式門扉は横幅が最大限に使えます。
さらに、開放したときには門扉付近に一切構造物がありませんから、駐車しやすいというのも大きなメリットです。
これは伸縮門扉との大きな違いです。
ただし、当然ですが上部構造が必要になりますから、その分だけ価格が上がりますし、また車の高さにも制限が生じてきます。
なお、二世帯住宅の場合は、二世帯住宅全体に対してゲートを付けることもできます。
二世帯住宅ゲートを付けるメリットは世帯全体の統一感を出せることです。
外から見ると一つに住宅に見えますから、一体感を出すことができます。