I型キッチンの特徴とは?
キッチンには様々な種類があります。
これから4回に分けてそれぞれのキッチンの特徴を紹介致します。
今回はI型キッチンについてお話しましょう。
I型キッチンとは、コンロとシンクがI字のように一直線に並んでいるタイプのキッチンです。
古い時代からあって一般的なタイプですので、価格もお手頃で最も人気があるタイプがこのI型キッチンと言えます。
メリットとしては壁に付けることが出来るため、それを腰壁の高さに押さえればキッチンの前にカウンターが設置出来るのです。
壁があるためカウンター側からキッチンの手元を見られることはありません。
これなら来客時、多少散らかっていても見られにくいのでいいですよね。
そして、腰壁を設置するのであれば、壁に調味料の棚を設置することも可能です。
調味料は料理をする際、必ず使うものなので目の前にあると非常に使いやすいでしょう。
また、コンロ前に壁があると油の飛び散りを防ぐことが出来ます。
一直線なため、配管がしやすい、コンセント設置がしやすいというメリットも挙げられるでしょう。
キッチンのレイアウトは家事動線を考える際に非常に重要なポイントです。
冷蔵庫、シンク、コンロという3つの機能を三角で結んだ移動距離がそれぞれ1.2m以上あるのが理想だと言われています。
もしキッチンの隣に冷蔵庫を置くのであれば一直線で270cm以内が理想でしょう。
I型キッチンはこの3つのうちシンクとコンロが一直線上に並んでいるため省スペースで、移動が楽なのです。
デメリットとしては、キッチンの前に壁があることにより、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどと比較すると少し開放感が物足りないという点でしょう。
しかし、対面型のI型キッチンなら料理をしながらダイニングやリビングにいる家族と会話したり見渡せることは、そのデメリットを大きく上回るほどのメリットとも言えるでしょう。
また、I型キッチンは一般的で人気なタイプのため、デザイン性にこだわる人にとっては少し物足りないかもしれません。
そんな方はタイルや棚の色などこだわってみましょう。